【巨人】原監督ざんげ、ブリンソン怠慢走塁に「我々の指導不足。非常に恥ずかしいプレー」

巨人対阪神 9回裏を前に帽子をとる巨人原監督(撮影・加藤哉)

<巨人2-5阪神>◇9日◇東京ドーム

巨人原辰徳監督(65)が、先制のチャンスを不意にした走塁ミスに、自らざんげを口にした。0-0の5回、ブリンソンが中越えへの大きな当たりに自ら本塁打と確信歩き。わずか数十センチ届かずフェンスに直撃すると、慌てて走り出したがシングル安打にとどまった。今季走塁ミスを何度も重ね、いっこうに改善が見られないブリンソン。原監督は「申し訳ないね。我々の指導不足だね。野球を志す少年たちにも、すべての野球人に対して私自身の指導不足ということですね。非常に恥ずかしいプレーでした」と声を絞り出した。

1点を追う7回には中田翔が、一時勝ち越しとなる13号逆転2ランを放った。しかし8回に中野に同点ソロを浴び、持ち込まれた延長戦で、競り負けた。同点の延長11回に3失点を喫し、敗れたチームは44試合を残して自力優勝が消滅。首位阪神に2連敗を喫し、10ゲーム差に引き離された。貯金を吐き出し、再び勝率5割に逆戻り。これで今季阪神には4勝11敗1分け。虎の背中が大きく遠のいた。