【中日】大島洋平に「ふざけるな」たった1度きりの叱責…日本生命時代の恩師・杉浦正則氏明かす

第35回社会人野球日本選手権・9日目・準々決勝 日本生命対ヤマハ 塁上でガッツポーズする日本生命・大島洋平(撮影・田崎高広)=2008年11月20日、京セラドーム大阪(大阪ドーム)

<中日-DeNA>◇26日◇バンテリンドーム

中日大島洋平外野手(37)がプロ野球史上55人目となる通算2000安打を達成した。

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元日本生命監督・杉浦正則氏(55=大島在籍時の監督) 入社1年目から賞を取るなど活躍したが、1年目の最後に若手中心で戦うリーグ戦に出したら打率1割くらいでさっぱり打たない。「ふざけるな」と結構きつく怒った。そうしたら次の打席で逆方向の左翼フェンス直撃のライナー。プロ入り後もあんな当たりは打っていないはず。その日は4安打くらい打ちました。怒ったのはその1度きりです。2年目の6月に右手首を骨折。プロの評価は落ちました。ドラフト指名してもらえたけど、5位でした。本来なら3位くらいでもおかしくない選手。ドラフト指名後、話し合いました。結婚して子どももいた。僕らは残ってほしかったけど、本人がどうしても行きたい、勝負したいと。プロ野球選手会の理事長になったと聞いた時はビックリしました。マイペースで言葉で人を引き込むタイプではなく、プレーで引っ張るタイプ。プロに入って成長したのでしょう。

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