【阪神】大山悠輔、これぞ4番のトドメ14号&V犠飛「しっかり勝てたところが一番」

DeNA対阪神 9回表阪神2死、大山は右越え本塁打を放つ。投手エスコバー(撮影・浅見桂子)

<DeNA2-6阪神>◇19日◇横浜

これぞ4番だ。阪神大山悠輔内野手(28)が勝ち越しの決勝犠飛&トドメの14号ソロを放ち、連敗ストップに貢献した。

3番起用の小野寺が同点のタイムリー三塁打を放った直後の6回1死。DeNA上茶谷の初球128キロのスライダーをとらえ、中堅へ飛ばした。三塁走者小野寺がヘッドスライディングで生還。オフには自主トレで衣食住をともに過ごした師弟コンビで、試合をひっくり返した。

「初回のチャンスを(併殺打で)つぶしたので、なんとかして勝ち越し点をと考えていました。ヒットではなかったけど、しっかり勝ち越すことができてよかったです」

64勝のうち、約5分の1を稼ぐ決勝打はチームトップの12個目。セ・リーグでも全体4位と勝負強い男がまたも底力を発揮した。1点差に詰め寄られた直後の8回は、先頭で左前打を放ってチャンスメーク。坂本らの適時打で突き放す2得点に一役買った。

まだ終わらない。3点リードの9回2死、今度はエスコバーの初球153キロをガツン。今季初めて逆方向の右翼席へ放り込む、自身12試合ぶりのアーチでダメを押した。14号もチームトップ。前日苦い敗戦を喫したDeNAに最後まで隙を見せなかった。

猛暑にも屈しない男だ。夏場にあまり体重は落ちないタイプと自認。特に注力しているのは体のキレだ。「暑くなっているときこそ、ダッシュなどのメニューで汗をかいています。キレがなくなるのが一番いやなので、意識しています」。長期ロードでも、スタミナ抜群の戦闘ボディーに万全のケアを施し、4番としての結果につなげている。

チームは連敗を2で止め、優勝マジックも自力で「27」に減らした。「しっかり勝てたっていうところが一番だと思います。また明日も良い準備をして迎えたい」。虎の主砲が頼もしくV打点を積み上げ、カウントダウンを進めていく。【三宅ひとみ】