【DeNA】バウアー劇場型投球も球団記録の外国人投手10勝目は次戦持ち越し 8回2失点降板

DeNA対阪神 5回表を抑えたバウアーは、観客席からの声援を仰ぎながらベンチに戻る(撮影・河田真司)

<DeNA0-2阪神>◇20日◇横浜

DeNAトレバー・バウアー投手(32)が、8回9安打2失点でマウンドを降りた。

2点ビハインドの状況で降板し、外国人投手の球団タイ記録(17年ウィーランド)となる10勝目は次戦に持ち越された。

走者を背負いながら、要所を締める投球でゲームメークした。2回に2死一、三塁から木浪の適時二塁打で先制点を献上。4回には投手の伊藤将の適時打で2点目を奪われたが、5回以降は粘りに粘った。

この日も「バウアー劇場」だった。2点ビハインドの5回2死一塁。ノイジーを見逃し三振でスコアボードにゼロを刻み、ベンチに引き揚げる時にスタンドのファンのさらなる後押しを求めるように、両手を上下させながら、雄たけびを上げた。

7回2死三塁のピンチでは森下を空振り三振。拳を握りながら、大声で叫び、「バウアー」コールが起こった。8回にも佐藤輝を空振り三振に抑え、グラブを力強くたたきながら、マウンドを降りた。