【阪神】 岡田監督「だから握手したんよ」熊谷盗塁死でのルール変更「検討」の回答で“和解”

DeNA対阪神 ベンチで余裕の表情を見せる岡田監督(撮影・上田博志)

<DeNA0-2阪神>◇20日◇横浜

阪神岡田彰布監督(65)の猛抗議がルールに一石を投じた。18日DeNA18回戦(横浜)での判定を不服とし日本野球機構(NPB)に意見書を提出していたプレーに対し、20日、杵渕和秀セ・リーグ統括(55)が同球場を訪れ直接回答した。

岡田監督は「オレの言うたことが、ちょっとは検討することになったんちゃう? わざわざ日曜日にトップが来るということは、やっぱりあれじゃあかんっていうな」とニヤリ。問題のプレーは9回、熊谷の二盗を阻止されたクロスプレーで、ベースカバーに入った遊撃手京田の足が二塁をふさぐ形も、審判団は「故意ではなく走塁妨害には当たらない」と判断され、セーフがアウトに覆った。岡田監督は制限時間5分ギリギリで猛抗議を行っていた。

阪神からの意見書には、両者がケガをしないよう熊谷がスライディングを緩めていたことも書かれていた。岡田監督は「あれをOK言うたら、みんなあの練習するよ。みんな(ベースをふさいで)座り込んでボール捕るよ。そんなん、当たり前のことやろ」と、今後、悪用することが出てこないためにも訴えていた。

杵渕統括は本塁での危険な衝突を防ぐためのコリジョンルールを引き合いに「(ほかの)ベースにもあるんじゃないかと。今後検討していく」と話した。今後は理事会、実行委員会などでの議論となりそうだ。杵渕統括と嶌村聡球団本部長(55)の話を聞いた岡田監督は納得。「だから握手したんよ」と、前日19日は拒否した審判団とこの日の試合前には握手を交わし“和解”した。【石橋隆雄】

◆コリジョンルール 本塁での衝突(コリジョン)を避けるため、プロ野球では16年から導入された。公認野球規則6・01(i)「本塁での衝突プレイ」で規定されている。走者が故意に捕手に衝突しようとした場合はアウトになり、捕手または野手が走路および本塁上で走路をふさいだり、ブロックすると、セーフとなる。ただし、捕手または野手が守備しようとして走路をふさいだが、審判員が「走路をふさがずには守備できなかった」と判断した場合は、適用されない。また、本塁以外では適用されない。

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