【DeNA】10勝目バウアー、9回に10失点の中日投手に異例激励「前を向き続けてほしい」

中日対DeNA 10勝目を挙げポーズを決めるDeNAバウアー(撮影・森本幸一)

<中日2-18DeNA>◇25日◇バンテリンドーム

DeNAトレバー・バウアー投手(32)が、2試合連続の中4日で8回2失点と好投し、2ケタ勝利を挙げた。球団の外国人投手では17年のウィーランド以来2人目。7奪三振で通算128に伸ばし、03年のドミンゴの123を超える球団の外国人のシーズン最多奪三振を更新した。打線は9回に10点を挙げ、00年6月7日の広島戦の13点以来の1イニング2ケタ得点。16年7月29日の広島戦の19得点以来の18点で援護し、再び3位に浮上した。

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7回を投げ終え、球数は111球。2試合連続の中4日で6点リードの状況でも、バウアーは8回の打席に向かった。1球も振らずに見逃し三振に倒れたが、その裏を3者凡退。8回2失点の好投で球団の外国人投手では2人目の10勝目を挙げた。「いい数字だとは思いますが、最高の数字だとは思いません。15勝を目標にしていきたいです」とさらなる高みを求めるのが、バウアーらしかった。

2戦連続の中4日で126球を投げた。現代プロ野球では「オンリーワン」の存在だが、メジャーでサイ・ヤング賞を獲得したバウアー流ではごく普通。その理由に挙げたのが培った経験だった。「これぐらいの感覚であればどういう治療を受けたらいいとか、何を食べたらいいとか、そういった判断ができる」。数値も参考にしながら食事、睡眠、練習量を調整し、パフォーマンスにつなげる。

トライ&エラーを重ね、「バウアー流」を作り上げた。試合後の取材の冒頭、自ら切り出したのは、9回に10失点した中日近藤廉への励ましの言葉だった。「どんなにいい投手でもこういう日がありますし、誰もがこういう経験をしています。このような結果に落ち込むことなく、落胆することなく、これからも前を向き続けてもらいたいという、メッセージを送らせていただきたいです」。

7奪三振で通算を128とし、球団の外国人投手のシーズン最多奪三振を更新した。球団史に名を刻みながら「まだまだ足りないです。いい数字には72個足りないです」と200奪三振を目標に設定。「記録は知らなかった」と振り返った大島の2000安打は王手で止めた。打線は9回に23年ぶりの1イニング2ケタ得点、7年ぶりの18得点で援護。記録的な1日をバウアーが節目の2ケタ勝利で彩った。【久保賢吾】

▽DeNA三浦監督(バウアーについて)「カウントを思うように進められず、ちょっと苦労してるかなってところはありましたけど、我慢強く、しっかりとゲームメークできてるのはさすがだと思います」

▼来日1年目のバウアーが10勝目。DeNAで外国人投手の2桁勝利は、来日1年目の17年に10勝したウィーランドに次いで2人目だ。バウアーの来日初登板は5月3日広島戦。来日1年目に2桁勝利を記録した外国人投手は22年エンス(西武)以来35人目となったが、そのうち来日初登板が5月以降は52年ニューベリー(阪急=初登板5月7日で11勝)01年バーグマン(近鉄=5月27日で10勝)02年張誌家(西武=6月2日で10勝)に次いで4人目。セ・リーグで5月デビューの新外国人が10勝したのは初めてだった。

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