【中日】偉業の大島洋平が気になる同じ「誕生日」「大阪の社会人出身」「左投げ左打ち」の選手は

中日対DeNA 通算2000安打を達成した中日大島は、試合後の記者会見でメモリアルボードを手に笑顔を見せる(撮影・河田真司)

<中日0-2DeNA>◇26日◇バンテリンドーム

中日大島洋平外野手(37)が、プロ野球史上55人目となる通算2000安打を達成した。3回1死一塁、DeNA先発石田から中前打で達成。1787試合での達成は、歴代球団最速。竜の球団史にも名前を刻んだ。

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これまでの「大島語録」をまとめてみました。

◆最高の1本 うれしかった1本を聞かれ長考。「(エンゼルス)大谷君からですかね」と答えた。大谷が日本ハム時代の13年6月1日(札幌ドーム)で右翼線二塁打。「当時はまだ(プロ)出たてでしたけど、メジャー行ってすごい選手になった。一生、自慢できる」とニヤリ。

◆先代2000安打 中日では17年荒木雅博(現内野守備走塁コーチ)以来で、荒木には14年オフまで自主トレに同行させてもらった。「荒木さんが僕の中ではすごい印象に残っていた。目の前で一緒にプレーもしたし、あの人がやっぱりすごい練習をする。それに影響を受けた」

◆両親 大島は名古屋市緑区出身で、男3人の兄弟の長男。3人とも野球に打ち込んだ。「ここまでやれる丈夫な体に生んでくれたことにはすごく感謝している。(享栄)高校までは家から通った。自分が親になって、洗濯とか弁当を作ったりすることは大変(と実感)。3人男がいたけど、全員平等に育ててくれた」

◆プロの衝撃 自主トレでは根尾昂ら若手に負けない体作りを継続。1年目のキャンプでの体験が背中を押した。「(プロは)練習量が多かった。1年目のキャンプが一番衝撃的だった。球拾いも、やってくれる人がいたり、練習だけできる。プロは試合だけやっているイメージがあったけど、全然そうじゃないんだ」

◆後輩たちへのエール 大島が率先して後輩に技術指導するシーンは少ない。「言ったところで野球選手って聞かない。感じてほしいのが一番。僕も荒木さんのやり方を言われたわけじゃなく、いろんな選手を見て取り入れてここまで来た。やることは増えるけど身にもなるし、失敗しても納得できる。常にアンテナを張っておいてくれたらいいかな」

◆気になる後輩 阪神近本光司は左投げ左打ちで誕生日も11月9日で同じ。「甲子園には生年月日が画面に出る。彼がルーキーのときに、守ってて見てたら、この子誕生日一緒だと。同じ大阪の社会人、大阪ガス出身で、一緒のことが多いなと見るようになった。何回か話もしたことある。勉強になることもある。間違いなく彼の方がいい選手。何年後かには2000本打ってほしい」