【日本ハム】サニブラウンに勝った男!五十幡亮汰が勝ち越し打「当てることだけ考えていました」

西武対日本ハム 6回表日本ハム2死三塁、五十幡は三塁内野適時打を放つ(撮影・鈴木正人)

<西武-日本ハム>27日◇ベルーナドーム

日本ハムの“超人”が真骨頂を発揮した。「サニブラウンに勝った男」の異名を持つ五十幡亮汰外野手(24)が、プロ野球界最高峰のスピードで決勝点をもたらした。同点の6回2死三塁。追い込まれてから粘って、なんとかバットに当てたコツンという音が号砲。「これ、いけるな」とリアクションタイムも抜群。三塁線にゴロが転がる中、どんどん加速して一塁到達まで3秒7~8台。「自分の持ち味を生かした最高のヒット」と振り返った適時内野安打に新庄監督も「五十幡君じゃなかったらセーフになれない」とたたえた。

スピードスターは塁上でも輝きが増した。五十幡は「リードも大きく取ってプレッシャーをかけられた」と、けん制悪送球を誘って二塁へ進み、清宮の中前適時打も誘発。三塁ベースを回るコーナリングでもスピードは落とさず、本塁へ生還。打った清宮も「ナイス! イソさん(五十幡)!!」と感謝した“神足”で奪った4点目も、結果的に大きな得点となった。

中学時代に、今や日本陸上短距離界のエースとなったサニブラウンとしのぎを削り、中3の全国大会で100メートルと200メートルの2冠に輝いたことが、異名の始まり。かつてのライバルは、ハンガリーのブダペストで開催された世界陸上に出場して躍動していたが、さすがに「いや~見られていないです」と苦笑い。必死に外野のレギュラー取りへ精進を続ける中で飛び出した「自分らしいヒット」で、チームを最下位から脱出させた。【木下大輔】

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