そら、このままよ。優勝マジック21を点灯させて首位独走の岡田阪神が、約1カ月ぶりに甲子園に帰還する。
29日から3位DeNAとの2連戦に臨む。8月は残り2試合で、球団の月間最多記録となる20勝が目前に迫るが、岡田彰布監督(65)は「何も変える必要ない」と自信満々だ。1、2軍の入れ替えも、先発ローテ再編もなし。一戦必勝で球団記録を更新し、アレに向けて突き進む。
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長期ロードを経て強さを増した虎戦士たちが、甲子園に凱旋(がいせん)する。29日DeNA戦で、7月30日の広島戦以来1カ月ぶりの本拠地でのゲームに臨む。7月末と比べて貯金を13も上乗せし、2位とのゲーム差は「1」から「7」まで拡大。当時点灯していなかった優勝マジックは「21」だ。さらに8月はすでに18勝を挙げ、残り2試合で連勝すれば球団新記録の月間20勝に達するが、岡田監督は気に留めていない。
「そんなん考えてやってないからのう。1試合1試合の積み重ねやから。別に普通にな、『また勝ったわ』『久しぶりに負けたわ』みたいな感じやもんな」
5月には68年以来55年ぶりに球団タイ記録となる月間19勝に並び、1年に2度も半世紀以上ぶりの偉業達成が迫る。だが指揮官は「(約)60年なあ、俺ぐらいやな、(その間で)生きてるのも」と笑顔をみせた。
不動心で「アレ」まで駆け抜ける。久々の聖地でのゲームでの戦い方、試合に臨むリズムについて岡田監督は「そんなん、変わらへんよ。一緒、一緒。全然何も変える必要はないよ」と揺るがない。現状の1軍戦力に手応えをみせている指揮官は、1、2軍の入れ替えについて「ないない、そんなん」。先発ローテーションについても今週、来週と5試合の週が続くだけに「追加は次の(9月12日からの)7連戦までないやんか。別にそんなん、する必要はあらへんわ」と言い切った。
また、夏場の暑さによる消耗を軽減するため、約20~30分の打撃練習短縮を継続。8月初旬から実施中のビジターでの試合前練習時間内にシートノックを終わらせることも「あれの流れもええよな」と続けていく構えだ。
DeNAは29日が今永、30日はバウアーが先発する見込み。27日の巨人戦からの連敗は阻止したいが、指揮官は「変な負け方せんやったらええやん。相手が上の時もあるわけやから。それ(自滅)なかったら別に。普通に戦ってたら」と泰然自若だ。真夏の球団記録更新からいよいよアレへ。歓喜の秋になだれ込む。【古財稜明】