<ロッテ6-0日本ハム>◇29日◇ZOZOマリン
ロッテの山口航輝外野手(23)が、高校時代からのライバル日本ハム吉田から放った初本塁打を、不振から脱する号砲とすると誓った。
4点リードの8回1死三塁。「言葉で表すことは難しいかもしれないですけれど、違うスイッチが入った」。相手の最大長所でもある直球の勢いを初球で感じ、追い込まれてからは「遅れないように」と体も気持ちも自然とオンに切り替わった。フォークを見逃すと2-2からカットボールを捉えた。「ホームランが久しぶりすぎて、よく分かんないっす。でもちょっとホッとしています」。8月4日の楽天戦以来の11号が左中間スタンドに届いた。
18年夏の秋田県大会決勝では前年王者明桜(現ノースアジア大明桜)の4番として、金足農・吉田と対戦。左翼ポール際の特大ファウルは放ったが4打数3三振。「これからの人生で成功したり、あいつを抜かせる将来に」と決意したプロの舞台は、これで4打数3安打1本塁打となった。
主砲の期待を背負って30発を目標に掲げたが、悩める日々。一方で、最近は野球で活躍する夢をよく見る。「毎日、起きるのが怖い。夢は良いけれど、起きると現実に。悲しくなる」。そんな中での1発。「これをつなげていかないといけない。優勝を目指していきたい」。“正夢”となったことで、少しだけ気持ちが晴れた。【鎌田直秀】
○…小島が8回無失点で7勝目を挙げた。9回続投を何度も懇願したが「(黒木コーチに)ダメと言われました」と悔しさもにじませた。ストライク先行の内容には満足も、8回には連続三振後に四死球でピンチを作ったことを反省。「1イニングずつ出し切ると6、7回でまとめるような投球になってしまう。最後まで投げると思って行った方が球数も少なくなる」と前日に考え方を変え「自分の投げる試合は勝ちたい」と意気込んだ。
▽ロッテ吉井監督(8月最後の3連戦初戦を白星発進に)「和田(の適時打)は(相手が)シンカーピッチャーだったのでゴロを打って内野安打になるかなと思ったらうまくいきました。小島も合格点なんですけれど、もっともっと攻めていけるようにやってほしい」
▽ロッテ和田(2試合連続で無得点だったマーベルからの先制打に)「何とかバットに当てようと思いました。良いところに転がってくれた」
▽ロッテ藤岡(2回1死満塁から走者一掃の右中間適時二塁打を含む3安打3打点)「なんとか1点と思って抜けてくれと思ったんですけれど、ランナーがしっかり走ってくれて本当に良かった。走者がいない時はホームラン打ちたいなと思って打席に立っています」