阪神大学野球が9月2日開幕 天理大は「優勝請負人」小林太郎捕手を軸に6連覇狙う

天理大・小林太郎

阪神大学野球秋季リーグが9月2日、ほっともっとフィールド神戸で開幕する。21年春から5連覇中の天理大は小林太郎捕手(4年=松商学園)が扇の要としてどっしりと構える。小林がレギュラー捕手となって以降は全シーズンで優勝。まさに「優勝請負人」の活躍だ。今春はMVPとベストナインの2冠も獲得し、最後の秋に挑む。

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黄金世代を支えるチームには頼もしい女房役がいる。小林は今春リーグでMVPとベストナインの2冠。5月3日の関西国際大戦では連覇を決めるV打を放った。副主将としても支え、「狙って取れた連覇。手応えもあった。充実したシーズンだった」と振り返った。

松商学園時代は控え捕手。公式戦での経験が浅く、大学入学後は先輩投手から吸収の日々だった。1年秋にリーグ戦初出場。3学年上の森浦大輔(現広島)や2学年上の井奥勘太(現パナソニック)とのコンビで成長。「高校での試合経験もないし、ゼロからだった。刺激的で毎日が楽しかった。引っ張ってもらって育ててもらった」。間を置くタイミングや考え方の引き出しを増やした。

森浦や井奥が抜けた後は経験の少ない投手陣を引っ張った。「2年までは投手の実力で抑えていた。自分のリードで勝っていなかった」。特に実感する出来事があった。大学で2度導いたノーヒットノーランだ。 1年秋の大体大戦では森浦と組み、7回参考記録ながら無安打無得点。2度目は今春の大学選手権・西南学院戦で、同級生の真城と偉業を達成した。「森浦さんの時はサインに首を振られた。リードされている感じがあった。でも2度目は首を振ることなく、全部いい方向になって楽しかった」。自らの配球で導いたノーノーに成長を感じた。

ラストシーズンも狙うは頂点。「今までやってきたことを思いっきりする。勝てるキャッチャーは変わらず連覇したい。経験も伝えていきたい」。有終の美を飾るべくチームを支える。

◆小林太郎(こばやし・たろう)2001年(平13)11月27日生まれ、大阪市出身。4歳から野球を始め、安立小では住之江ウルフで、住之江中ではオール住之江ヤングでプレー。松商学園では主に控え捕手。天理大では1年秋にリーグ戦初出場し、2年春から正捕手としてリーグ5連覇に貢献。4年春にはMVPとベストナインの2冠を獲得した。173センチ、80キロ。右投げ右打ち。