【巨人】松田宣浩が地元岐阜で勇姿 中京高で甲子園決めた地「巨人の選手として帰ってこられた」

巨人対広島 8回裏巨人1死一塁、投前犠打を決め、コーチとタッチを交わす松田(撮影・藤尾明華)

<巨人2-0広島>◇31日◇岐阜

巨人の若武者が突破口を切り開いた。浅野翔吾外野手(18)が、初めてスタメンで1番に抜てきされた。高卒1年目の1番は球団では59年王貞治以来。先頭の打席、広島床田にカウント1-2と追い込まれてから、低めのツーシームを左前へ運んだ。続く北村拓の内野安打と相手の守備失策で無死満塁とし、4番坂本が先制犠飛。さらに1死一、三塁で丸が再び犠飛で続いた。今カード初戦、2戦目といずれも先制点を奪われ、逃げきられて2連敗。若い力と熟練の技で先手を取った。

舞台は織田信長が天下統一の拠点にした岐阜城のお膝元、長良川球場。23年前の夏、岐阜・中京高校2年時に、この場所で天下を目指して勝ちどきを上げた、40歳松田が一塁を守った。「高校のときはここで(甲子園出場を)つかみました。決めた球場なので。巨人の選手として帰ってこられたので。久しぶりにハッスルしたい」。4番岡本和の体調不良を受け、急きょ今カードから昇格後、初スタメン。3回1死一、二塁のピンチでは、横っ跳びで打球に食らい付いて守った。

難攻不落と呼ばれる岐阜城は、実は何度も陥落した歴史がある。「奪回」を掲げ挑んだ巨人。前夜の敗北で今季11度目の借金生活を強いられた。4位に甘んじる現状に、原監督は「悔しい思いで選手たちも含め、我々もいますね」。勝つときもあれば負けるときもある。最後に勝つために、送り込んだ新布陣。先発赤星は、5回5安打無失点で2点リードのまま後続につないだ。