阪神森下翔太外野手(23)が、2桁弾にチャレンジする。1日からのヤクルト3連戦(神宮)で3発を放ち、現在9本塁打。チームの新人が2桁本塁打なら21年佐藤輝明以来、右打者に限れば80年に18本塁打を放った岡田彰布(現監督)以来、43年ぶりとなる。
岡田監督は「まあ1本くらい打つやろ。普通にやってたら」と確信。背番号1も「2桁はとりあえずいきたいのと、それだけじゃなくて、もっともっと上の数字に乗せられたら」。王手をかけている「ルーキー岡田」以来の記録へ気合を入れた。まずは5日から、今季3試合で本塁打がないバンテリンドームでの中日2連戦に臨む。
防御率リーグトップの同僚村上が新人王争いの大本命とみられるが、ドラフト1位ルーキーにもチャンスがないわけではない。新人王&2桁弾のW達成は、球団では過去に69年田淵幸一、80年岡田のみ。「(状態は)しっくりきている部分ときていない部分がある。試合の中で探している」。試行錯誤がハマれば、アーチ量産も期待できる。
3日に死球を受け打撲の診断を受けた近本が欠場すれば、代役1番の可能性も出てくる。近本が肋骨(ろっこつ)骨折で離脱した7月には8試合で1番に座り、2本塁打。随所に存在感を示した。岡田監督は「1番が日替わりになるかも分からん。(中日の先発が)右、左みたいやからな」と示唆。リードオフマンが流動的になれば、森下も選択肢に入る可能性はある。
1日の試合前から佐藤輝に目の下の「アイブラック」を仕込まれている。ただ、5日からの中日戦はバンテリンドーム。陽光のまぶしさを抑える効果があるといわれる「アイブラック」は不要かと思いきや「もうちょい考えます(笑い)」と検討することを明かした。この日は東京から名古屋へ新幹線で移動。勝負の9月、まだまだ打ちまくってみせる。【中野椋】
▼阪神の新人森下は現在9本塁打で2桁アーチに王手をかけている。球団の新人で2桁本塁打を記録したのは1リーグ時代の別当薫をはじめ過去5人。69年の田淵幸一、80年の岡田彰布が新人王に輝いている。21年の佐藤輝明は左打者最多の24本塁打を放ったが、37セーブを挙げた広島栗林良吏が新人王を獲得した。佐藤輝はその活躍をたたえられ、同僚の中野拓夢、伊藤将司、22本塁打のDeNA牧秀悟らとともに新人特別賞を受賞している。