【ソフトバンク】藤本監督「この1週間が正念場」有原航平8回0封好投で再び貯金生活へ

ソフトバンク対ロッテ 藤本監督(左)と有原(右)は井上らナインを出迎える(撮影・梅根麻紀)

<ソフトバンク3-0ロッテ>◇6日◇ペイペイドーム

ソフトバンク有原航平投手(31)が、8回4安打無失点でチーム単独トップの7勝目を挙げた。ロッテ打線に二塁すら踏ませない快投で、自身2試合ぶりの白星。対ロッテは日本ハム時代の19年から7連勝で、カード別最多の20勝(7敗)に到達した。2位ロッテに3ゲーム差に迫り、4位楽天とのゲーム差は2に広げて再び貯金生活に戻した。

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有原は気迫で“鬼門”を突破した。過去12試合で初回の失点は5度。合計11失点と立ち上がりが課題だったが「初回先頭から三振を狙う気持ちでマウンドに上がりました」。1死から2番藤岡に左前打を浴びるも、3番中村奨を遊ゴロ併殺。「ここ数試合は立ち上がりが悪かったので、とにかく1回だけと思って力を入れて投げました。ちょっと疲れました」と言いながら、涼しい顔で汗をぬぐった。

2、5回と先頭打者に出塁を許したが、そこから粘った。チェンジアップ、カットボール、カーブなど多彩な変化球と力強い直球を駆使し、二塁進塁を許さず。終わってみれば8回105球、4安打無失点の快投だ。「前回、ロッテにいろいろな変化球を投げて11安打されたので、もう少しシンプルに。ストレートでファウルを取って変化球を生かすように投げました」。1軍登板は6月からだったが、すでにチームトップの7勝目。今やチームに欠かせない存在だ。

これで対ロッテは日本ハム時代の19年5月30日から7連勝。カード別最多の20勝(7敗)に到達した。今季も2戦2勝で防御率は1・88。ともにAクラス入りを果たせばクライマックスシリーズで対決する可能性があるだけに、“鴎キラー”は頼もしい。「自分にとってもチームにとっても大事な1勝だったと思う」と胸をなでおろした。

有原の快投で、チームは貯金生活に戻った。今カードは1勝1敗。7日の3戦目でカード勝ち越しを狙う。さらにその後は4位楽天との3連戦。藤本博史監督(59)は「この1週間が正念場と思っている」と話した。まずはAクラス死守。2位浮上も諦めてはいない。【只松憲】