乗りに乗っている阪神森下翔太外野手(23)が優勝宣言した。「広島もすごくいいチームなので、直接対決でしっかり勝ち切って、そこで優勝をたぐり寄せられるように頑張りたいと思います!」。初めてだろうか。はっきりと口にした「優勝」の2文字。お決まりのフレーズ「アレ」を使い忘れるほど気合十分だ。
8日に先発してくる床田には今季4の0だが、リベンジの機運が高まる。調子を落とした8月終盤から一転、9月は20打数7安打で打率3割5分。5戦3本塁打でチームの5連勝に貢献中だ。しかも今季の広島戦は打率3割2分5厘、12打点。カード別成績でともに最高の好相性を誇る。5月20日の甲子園では9回に同姓の森下からプロ初のサヨナラ打を放つなど、強烈なインパクトを残している。
広島戦は引き続き、ドラ1クリーンアップで臨む見込みだ。右脇腹に死球を当てられ2戦欠場中の近本が、8日からスタメンに復帰する可能性がある。近本が無理な場合は、小野寺が1番に入るとみられる。前日6日の中日戦で1番小野寺、3番森下の打順を組んだ岡田監督は「(近本復帰なら)1番代えるだけでええやんか」とコメント。好調森下は3番を継続し、4番大山、5番佐藤輝の並びでまずは床田を撃ちにいく。
現在9本塁打。新人の2桁本塁打は、球団では21年佐藤輝以来で、右打者に限れば80年に18本塁打を放った現監督の岡田彰布以来、43年ぶりになる。甲子園球場前の球団グッズショップでは森下の名前入りタオルが在庫切れで、入荷待ちだという。「アレ」に向けて突き進む猛虎ナインのなかでも今、最も旬な男。背番号1が超満員の聖地をエキサイトさせる。【桝井聡】