【阪神】森下翔太、岡田監督以来43年ぶり新人右打者2ケタ弾 広島床田寛樹から先制10号ソロ

阪神対広島 1回裏阪神2死、森下は左越えに先制本塁打を放つ(撮影・藤尾明華)

<阪神4-1広島>◇8日◇甲子園

阪神森下翔太外野手(23)が、先制の10号を放った。

「3番右翼」で出場。初回2死から広島先発床田の低め119キロ変化球を強振。打球は高々と舞い上がり、左翼スタンドに吸い込まれた。新人の2桁本塁打は球団では21年佐藤輝以来で、右打者に限れば80年に18本塁打を放った現監督の岡田彰布以来、43年ぶりだ。記念すべき1発を、本拠地甲子園で決めてみせた。

「遅いボールを我慢して打つことができました。しっかりバットにのった感触がありましたし、良いスイングができたと思います」

さらに守備でもみせた。2回2死から坂倉の右翼右側への飛球に猛チャージし、スライディングキャッチ。先発村上を攻守でもり立てた。

▼ルーキー森下が初回に先制の10号。新人の2桁本塁打は昨季の野村勇(ソフトバンク)以来で、阪神では21年に24本の佐藤輝以来6人目。右打者では80年に18本の岡田以来43年ぶり。

▼初回の1発が決勝点となり、勝利打点付きのVアーチがこれで5本目。Vアーチを5本以上打った新人は10年長野(巨人)以来で、阪神では48年別当、69年田淵(9本)に次いで54年ぶり3人目。ちなみに、80年岡田、21年佐藤輝はともに4本だった。