<阪神4-1広島>◇8日◇甲子園
岡田阪神が2位広島との直接対決第1ラウンドを制して9月無傷の6連勝を飾り、優勝マジックを10に減らした。先発村上頌樹投手(25)が、8回途中1失点の快投で初の10勝目。プロ2年間0勝だった右腕が、シンデレラストーリーを地で行くチームトップの2桁勝利で最有力の新人王にまた前進した。2位に今季最大の9ゲーム差をつけ、9日も勝てば優勝マジックは一気に3減って7になる。最短14日のアレ実現へ、カウントダウンが加速する。
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東洋大前監督・杉本泰彦氏(64=現徳島・海部高監督)が、阪神と村上の不思議な縁を明かした。
ドラフト前の20年9月、村上は右前腕の肉離れで戦線離脱。「けががなかったらドラフト指名もあると思っていたのでね。スカウトさんも、けがした選手の獲得には引いちゃいますよね」。そんな中、「矢野監督だけは気にかけてくれていたらしいんです」と振り返る。
東洋大の関西地区のスカウティング担当が、PL学園出身だった。同じ大阪の桜宮でプレーした当時の矢野監督と同年代だったという。そんなつながりもあり、村上の魅力が伝わっていたという。
杉本氏は「だから、村上は矢野監督には足を向けて寝れないと思いますよ(笑い)」。かつての教え子の10勝を「おめでとう」と祝福し「これから短期決戦にならば、相手の集中力も上がる。そこをどう抑えるか楽しみにしています」とエールを送った。【阪神担当 中野椋】