【とっておきメモ】大竹耕太郎「移籍先が阪神でよかった」ぬるま湯から刺激的な環境で闘志に火

阪神対広島 10勝目を飾り、「10」を作る阪神大竹(撮影・藤尾明華)

<とっておきメモ>

<阪神5-1広島>◇9日◇甲子園

阪神大竹耕太郎投手(28)がプロ6年目で初の10勝を挙げ、チームを7連勝に導いた。

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阪神に移籍していなければ、大竹耕太郎投手は今季限りでユニホームを脱いでいたかもしれない。ソフトバンクの巨大戦力に埋もれていた昨年、ぬるま湯につかっていた。

「練習するには(ファーム施設の)筑後は最高ですから。設備も最新のものだし、広いし充実している。年俸もほかの若手よりはもらっている。(熊本の)実家も近くてすぐ行ける…。このままの生活がずっと続けばいいなっていう自分がいたのも確かですね」

当時のことを正直に、恥ずかしそうに明かす。だが、そんな甘い考えでは長くプレーできないことも分かっていた。転機はやはり、現役ドラフトでの阪神移籍だった。0からの出発で気持ちを入れ替え、注目度の高い球団という刺激的な環境に置かれたことで、再び眠っていた闘志に火がついた。「移籍先が阪神でよかった」。早大の先輩、岡田監督が就任した縁にも導かれた。ニュー大竹は感謝を胸に腕を振り続ける。【阪神担当=石橋隆雄】