<阪神1-0巨人>◇12日◇甲子園
巨人は3年連続のV逸が決まった。首位を独走し、18年ぶりの優勝まで秒読み段階に入った阪神に惜敗。今季11度目の完封負けで、4年ぶりのリーグ優勝が完全消滅した。監督通算17年目の原辰徳監督(65)の政権下では、3年連続のV逸は初めてとなった。
試合後、原監督は「いや、現実は現実でしょうね。現実と受け止めて。ただ、だからといってということがあるんでね」と気持ちを静めるように話した。同時に「もう少し、選手も開き直って、思い切って暴れてもらいたいと思いますね」ととも言った。
ここまで不動の4番で主将の岡本和を軸に戦ってきた。高卒3年目の秋広、ルーキー門脇といった若い芽も出てきた。8月18日広島戦では、高卒ドラフト1位の浅野がプロ1号。7日ヤクルト戦からは遊撃の名手坂本を三塁にコンバートし、変化を恐れない積極采配で最善策への妥協はない。
残り16試合。2位広島とは4・5ゲーム差、3位DeNAを1・5ゲーム差で追う。CSからの大逆転日本一の道のりは閉ざされていない。「可能性のある限りね」と指揮官。戦いは、まだまだ続く。【為田聡史】
▽巨人山崎伊(8回3安打1失点の好投も4敗目)「フォームを変えながらタイミングを合わせて投げた。力みが取れて、脱力して投げられたので、長い回を投げられたのだと思う」