<阪神-巨人>◇14日◇甲子園
阪神が18年ぶり6度目のセ・リーグを目前にした。過去の優勝決定日には、さまざまなドラマがあった。
◆ライバルはDeNAの前身(62、64年)セ初優勝の62年、2度目V64年にはいずれも大洋(現DeNA)と激烈な優勝争いを展開。ともに逆転でセ・リーグの覇者となった。大洋は60年に、名将・三原脩監督に率いられ日本一に。前年59年まで6年連続最下位の球団を見事に立て直し、勢いに乗っていた。阪神に2度目、3度目のVを阻まれた大洋は、強豪球団に育つチャンスを失う。後進の横浜が98年に優勝するまで、長年の苦戦を強いられた。
◆岡田猛打賞で栄光(85年)10月16日ヤクルト戦で、21年ぶりのセ・リーグ制覇。2点を追う9回に同点に追いつき、延長10回5-5の引き分け。過去5度のセ優勝決定試合で、引き分けはこのときが唯一。27歳の岡田彰布は5番・二塁でフル出場。二塁打を3本も放ち、打線を盛り上げた。
◆サヨナラで待機(03年)9月15日の広島戦では、9回裏に赤星憲広のサヨナラ安打で勝ち、まず優勝マジック1に。星野仙一監督の指示通りの狙い打ちだった。試合終了後に甲子園で、選手やファンが待機。2時間あまりたってヤクルト敗れるの一報が伝わり、ようやく歓喜の瞬間が訪れた。
◆巨人にダブルの屈辱与えV 就任2年目の岡田監督に率いられ、迎えた05年9月29日、甲子園で巨人を下し優勝決定。ウイニングボールをつかんだのは、左翼手の金本知憲だった。岡田監督の胴上げを見せられた巨人は、同年78敗目。前日に上回ってしまった当時の球団ワースト記録75年の76敗を、さらに更新してしまった。
【記録室=高野勲】(22年3月のテレビ東京系「なんでもクイズスタジアム プロ野球王決定戦」準優勝)