2位ロッテの吉井理人監督(58)が、残り20試合となったペナントレース終盤戦に向けた戦い方の指針を明かした。14日、ZOZOマリンでの自主練習後に取材に応じた。「ここからは短期決戦みたいな試合が続いていく。ビッグイニングを狙っていくような時間はないと思うので、よりスモールベースボールになっていくんじゃないかと思います」。バントやチームの強みでもある走力をより生かし、接戦を勝ちきるつもりだ。
投手起用については「先発ピッチャーは、大丈夫かな? と思う時は早く代えるかもしれない」と言及した。今季は先発投手に責任を課す意味でも最低でも5回、6回までは続投させる試合が多かったが「雨が降ってきてから傘を差すんじゃなくて、降る前に傘を差すみたいなことになるかもしれないですね」。大量失点の前に早めに交代する采配も示唆した。だが、「種市、小島、(佐々木)朗希みたいなチームの柱になっていく選手は」と名指ししたうえで、「苦しいところも頑張ってもらうかもしれない」と終盤までマウンドに立つ期待も寄せた。
首位オリックスに12ゲーム差と大きく離され、優勝はかなり厳しい状況だ。一方で、クライマックスシリーズ進出争いは2位から4位楽天まで3ゲーム差と大混戦となった。チームは次戦16日の西武戦(ベルーナドーム)を皮切りに、オリックス戦(京セラドーム大阪)、ソフトバンク戦(ペイペイドーム)と計6連戦、1日空いて23日の西武戦(ベルーナドーム)まで7戦連続で敵地開催が続く。指揮官は「先攻なので、先制していきたい」と序盤の得点に重きを置いた。
この日は、各自がキャッチボールや打撃練習などで汗を流した。15日も試合はなく、試合間隔が2日以上空いたのはオールスター明けの7月中旬以来約2カ月ぶりだ。「それぞれ課題が分かっていると思うので、それにしっかり取り組んで試合でうまくいくように」と技術面だけではなく、「あまりやりすぎないように。ベストな状態で明後日からの試合に臨めるように。体も頭も」と精神面や体力面の調整も求めた。【鎌田直秀】