【阪神】ドラ1森下翔太「強み」のフルスイングで打撃不振乗り越え「アレ」に欠かせない戦力へ

阪神対巨人 4回裏阪神無死一塁、森下は右前打を放つ(撮影・前岡正明)

阪神ドラフト1位森下翔太外野手(23)が猛打賞で優勝に貢献した。「2試合打てていなかったので、気合を入れて臨みました」。中、右、左。広角に打ち分け、3番打者として完璧な打撃だった。「素直にうれしいです! 最高の気分。優勝をあまり人生で経験したことがないので、マウンドで集まれてすごいうれしい」。プロ1年目で開幕スタメン。打撃不振を乗り越え、中盤からは欠かせない存在となった。

ターニングポイントは森下らしかった。「やっぱり初ホームランです」。7月9日のヤクルト戦の1発。「なかなか打てなくて、ラストチャンスのタイミングで1本出たのは大きかったです」。ここから、80年に18本塁打を放った岡田彰布(現監督)以来となる球団新人右打者2桁アーチに到達。43年ぶりに猛虎の歴史を動かした。

持ち味のフルスイングは野球を始めるきっかけとなった父善文さん(54)から強く振ること、2ストライクからでも振り抜くことを教わったことが原点だ。「翔太の努力でつくられたものかな」と父は言う。素振りから力強い打撃をイメージ。「強く振れることが僕の強み」。この日もファーストストライクで強振し、Hランプをともした背番号1。フルスイング精神を忘れなかったからこそ、今がある。

「チームにいち早く貢献して『アレ』を目指せるように頑張りたい」。9カ月前に入団会見で誓った男が、有言実行で歓喜の輪に入った。【三宅ひとみ】

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