【日本ハム】万波中正、歴史的2発からキングへ「よく分かっていない感じも」ポランコに2本差

日本ハム対ソフトバンク 9回裏日本ハム1死一塁、左越えサヨナラ2点本塁打を放つ万波(撮影・黒川智章)

<日本ハム3-1ソフトバンク>◇16日◇エスコンフィールド

万波で始まり、万波で終わった-。日本ハム万波中正外野手(23)がソフトバンク戦で初回先頭打者として21号ソロを放つと、同点の9回には自身初となるサヨナラ22号2ランを劇的に運んだ。先頭打者アーチ&サヨナラホームランを同一試合でマークしたのは93年パウエル(中日)以来、史上2人目で、パ・リーグでは初めての快挙。本塁打王争いでもトップで24本のロッテ・ポランコに2本差と迫り、北の大地からキング戴冠を狙う。

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歴史を変えた2発に、興奮を抑えられなかった。先頭打者本塁打とサヨナラ本塁打を1試合で同時に打った日本ハム万波は「鳥肌が立ちながら、今まで以上の歓声を浴びて、ビリビリしながら(ダイヤモンドを)一周していました」。新球場初の土曜日ナイターとあって、スタンドは満員に近い3万369人で膨れ上がっていた。史上2度目の快挙で、文句なしの主役となった23歳は「最高~!最高っすね!マジ。キモティーですね。G・G・(佐藤)さんが乗り移っちゃいますね」と、照れ笑いした。

底知れぬ身体能力とパワーを見せつけた。1回の先頭打者弾は4球ファウルで粘った末に、ソフトバンク石川のパワーカーブを逆方向へ。1-1で迎えた9回は1死一塁から、オスナの初球、内角の153キロを左翼席上段へ突き刺した。新庄監督も「1打席目のライトへのホームラン。最高ですね。最後の打席みたいに内角をくるっと回って打てるようになれば、2、3歩レベルが上がっていく。来年、再来年と1打席目と最後の打席の打撃が出来れば、35~40本は見えてくるんじゃないかな」と期待が大きい。

狙うのは本塁打王のタイトルだ。9月に入ってから、パッタリと打てなくなっていたが、歴史的な21号と22号で、トップのロッテ、ポランコに2本差となった。少しでもチャンスを増やすため、新庄監督の計らいで9月3日オリックス戦(エスコンフィールド)から1番での起用が続いている。万波は「初挑戦なので、タイトル争いの最中にいるっていうのが、よく分かっていない感じもするんですけど…」と初々しい笑顔を見せながら「ホームラン王に向かって頑張りたい」と、残り15試合を見据えた。【中島宙恵】

 

▼万波が初回に先頭打者本塁打を打ち、9回にサヨナラ2ラン。

同一試合で初回先頭とサヨナラ本塁打を記録したのは、93年10月13日ヤクルト戦のパウエル(中日)に次いで30年ぶり2人目で、パ・リーグでは初めて。パウエルは初回先頭とサヨナラ2ランで6-4で勝ったが、初回先頭とサヨナラ本塁打だけでチームの全得点を記録したのは万波が初めてだ。なお、先頭打者で始まり、サヨナラ弾で終わったチームは17年7月23日巨人戦のDeNA(初回=桑原、サヨナラ=筒香)以来で、日本ハムでは初めてのケースだった。

【動画】日ハム万波中正サヨナラ22号!もみくちゃになり過ぎて誰が主役かわからない本塁付近