【ソフトバンク】1人負けでCSへ窮地…主力4人抹消、武田も試合中に帰宿 藤本監督はマスク姿

日本ハム対ソフトバンク ベンチで渋い表情の藤本監督(撮影・黒川智章)

<日本ハム3-1ソフトバンク>◇16日◇エスコンフィールド

北の大地でソフトバンクが窮地に陥った。1-1の9回。1死一塁から守護神ロベルト・オスナ投手が万波に初球の直球を左翼席に運ばれ、サヨナラ負け。しのぎにしのいだ緊迫戦は劇的に幕を下ろした。「日本ハムにはホームランを打たれすぎますよね。もうちょっと投手コーチに考えてもらわないと。特に日本ハムには多いんでね。バッテリーコーチもそうやけど」。藤本博史監督の言葉も沈みがちだ。

直前に西武3連戦を2勝1敗と勝ち越して乗り込んだ北海道。2位浮上へ向け、チームのギアを入れたかったところだが、思わぬアクシデントに襲われた。中村晃外野手、今宮健太内野手、三森大貴内野手、嘉弥真新也投手の4人が体調不良を訴えて出場選手登録を抹消された。主力野手3人に貴重な中継ぎ左腕を欠いた。ベンチ入りした野手は2軍遠征先から駆けつけたリチャードを含め14人だった。

1点を追う5回は1死から嶺井が左翼線二塁打。2死となって今宮の代わりに「9番遊撃」で先発した川瀬が中越え二塁打を放って同点に追い付いた。さらに1番周東の一塁内野安打で2死一、三塁と勝ち越しのチャンス。代打リチャードの打席で周東が二盗を決めムードは高まったが、二ゴロに倒れた。名古屋から空路球場入りしたのは試合開始20分ほど前。好機を逸したリチャードは「そんなに甘くないです」と下を向いた。打線は6回以降、日本ハム投手陣にパーフェクトに抑えられた。

デーゲームで2位ロッテ、4位楽天がともに勝利を挙げていただけに「1人負け」は避けたかったが、痛恨の黒星。試合中にはさらに体調不良を訴えた武田が宿舎に戻って静養した。「これ(体調不良)ばっかりは仕方ない。おるメンバーでやるしかない。逆にチャンスと思ってやってくれたら。なかなかうまいこと回らんね」。マスク姿で対応した藤本監督も言葉に力がない。所沢、北海道、仙台と8試合続く最終長期遠征。いきなり苦難のロードとなってしまった。【佐竹英治】

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