<日本ハム3-1ソフトバンク>◇16日◇エスコンフィールド
継投の“シフトチェンジ”が劇的勝利を呼んだ。
日本ハム新庄剛志監督(51)が、8回に2番手で池田隆英投手(28)、9回に3番手で河野竜生投手(25)を起用した。今季は河野から池田の継投パターンが主体も、あえて河野が今季唯一被弾しているソフトバンク柳田と対戦させるため、順番を変更。河野は11試合連続無失点で今季初勝利を挙げるなど、期待に応えた。
「河池」から「池河」への入れ替えで新しい勝利への流れが生まれた。新庄監督は「柳田くんと河野くんが相性悪かったから。ちょっと行けという気持ちで。こういうところで、相性の悪いバッターを逆に抑えて、自信をつけてもらわないと、成長しないと思うから」。5月23日ソフトバンク戦で勝ち越しソロを浴びた相手にあえて河野をぶつけて、雪辱への強いエネルギーを引き出した。
監督のおとこ気に河野は、「対左打者は抑えていかないと生き残っていけない世界。でもこうやって抑えることで自信になる。相手も研究して来るし、それに対して自分も研究を続けていかないと」。これが、21年9月28日楽天戦以来、約2年ぶりの白星となった。
指揮官は「ちょっと今日は言わせてもらって。ピッチングコーチはそれは『ええー』となるんでしょうけど、僕はそっちタイプなので。抑えたでしょ」。1勝5敗と負け越していたベルボトム風パンツをこの日は封印。足のラインがすっきり出る裾が細目のバージョンに戻したが「シルエットがスリム? あ、そう。あした、太くしよう」。パンツの裾も起用法も独特の感性で変化させ、リーグ終盤の巻き返しにつなげる。【永野高輔】