【中日】OB杉下茂さん生誕日に「追悼試合」長男茂治氏が背番号「20」ユニホーム着用し始球式

中日対広島 始球式を行う杉下氏の長男の杉下茂治さん(撮影・森本幸一)

<中日-広島>◇17日◇バンテリンドーム

中日は6月12日に肺炎のため97歳で亡くなったOB杉下茂さんの「追悼試合」を開催した。

試合前には立浪監督、コーチ、選手らが球場デッキに設置された遥拝所で黙とう。長男茂治氏が背番号「20」の現役時代のユニホームを着用して始球式を行った。9月17日は故人の生誕日だった。

杉下さんは明大を経て49年に投手として中日入団。「フォークボールの神様」と称された魔球も武器にエースとして活躍。54年には32勝をマークし、球団初のリーグ優勝、日本一に導いた。61年、大毎に移籍して通算215勝123敗の成績を残し現役引退。中日で監督を2度務めるなど指導者としても多くの功績を残し、85年に野球殿堂入りした。

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