【楽天】CS圏内3位浮上!田中将大7回1失点「大好きな地」北海道で駒苫後輩伊藤大海と投げ合い

日本ハム対楽天 試合後、スタンドに手を振る田中将(撮影・黒川智章)

<日本ハム1-9楽天>◇25日◇エスコンフィールド

ついに楽天がクライマックスシリーズ(CS)圏内に浮上した。

10連戦最後の試合の最終9回に代打銀次内野手(35)が今季初安打となる決勝適時打を放った。投げては先発した田中将大投手(34)が7回1失点と試合をつくり、13年日本一の歓喜を知る投打のベテランが負けられない一戦で躍動し、チームは3連勝。シーズン残り9試合で、4月7日以来の3位となった。

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マー君と北海道。負けられない試合でも、最強の組み合わせは健在だ。駒大苫小牧の後輩、日本ハム伊藤との投げ合いで頼もしさが復活した。丁寧な投球で5回まで無失点。得点圏に走者を進めた3、5回も落ち着いて後続を断った。2回1/3でKOされた前回登板から1週間。「いろんな修正は図った」と投球フォームのメカニズムも見直して臨んだ大事な試合で、しっかりと試合をつくった。

チームが勝てば、CS圏内に浮上する大一番だった。伊藤との対決には「関係者の方々が楽しみにしてくれたら」と自然体を強調したが、愛する第2の故郷、北海道については「球場の雰囲気も好き。僕の大好きな地ですし、いい材料にできれば」。今季は開幕投手も務めたエスコンフィールドで、試合前時点で3戦2勝。高校時代から不思議とパワーが宿る北の大地は、この日も変わらなかった。

チームも総力戦で臨んだ。シーズン佳境での10連戦の最後の1戦に石井監督は「チーム全員で勝てれば」と試合前に言った。試合序盤からブルペンでは中継ぎ陣が肩を温め、いつでも行ける準備をした。1回の攻撃では小深田が二盗に成功してチャンスメークし、先制のホームを踏んだ。伊藤の踏ん張りに2回以降は攻めあぐねたが、必死に目の前の1勝をつかみにいった。

1点リードの6回に、田中将は伏兵の田宮にプロ初アーチとなる同点ソロを浴びた。それでもメンタルは崩れない。続く万波をスライダー3球で三振。郡司はツーシーム攻めで遊ゴロ。清宮は低めに制球したスライダーで中飛と立て直した。石井監督が「なんとかここを、しっかりと勝って終わりたい」と話していたCS進出への強い思いを、田中将が体現した。【木下大輔】

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