日本ハム万波中正外野手(23)が、初の本塁打王を狙い今季最終戦の5日楽天戦(楽天モバイルパーク)に挑む。4日は仙台で約2時間の全体練習に参加し、最終調整を終えた。現在25本塁打でトップを追う立場となり「気持ちが楽になった」。推定年俸2000万円で本塁打王獲得となれば、平成以降、球団では13年アブレイユに並ぶ低年俸で、12球団でも4番目の“コスパ王”誕生となる。
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笑っても泣いても、残り1試合。日本ハム万波が、初の本塁打王を懸けて今季ラストゲームに臨む。10月1日までは25本塁打で自身を含む4人がトップに並んでいたが、現在は追う立場に。「気持ちが楽になった。追いかける立場に戻ったので、最後の1試合、4打席、5打席を全力でやりきって、あとは結果を願いたい」と祈る思いだ。
推定年俸2000万円でキングとなれば、球団では平成以降、13年アブレイユと並ぶ低年俸で、12球団を見ても、オリックスの10年T-岡田(1200万円)、21年杉本(1400万円)、ダイエーの95年小久保(1500万円)に続いて、4番目に安い本塁打王誕生となる。新庄監督は「億の選手に勝って欲しいね。2000万円が本塁打王を取ったら、僕がお金を払って、全社(新聞の)1面にするくらいの価値はある」と、万波以上にドキドキ、ワクワク。「いいんじゃない?力んで。明日打つか、打たないかは決まっているから」と、あっけらかんと背番号66の背中を押し「オレならめっちゃ打席の前に立つ。左足が出るくらい。ポイントを前にして。で、風を見る」と助言した。
直近5試合はノーアーチと元気がない万波だが、最終戦へ向けて覚悟は決まった。9月30日からのソフトバンク2連戦(ペイペイドーム)では、横浜高(神奈川)の先輩で、同じく本塁打王を争うソフトバンク近藤の激励を受けた。「『マンチュウ、マジ頑張れ』って。さすが落ち着いてんな~と」と万波。「体調によって(バットが)振れたり、振れなかったり。それは、その日にならないと分からない。とにかく、自分の中で一番ホームランを打てそうなアプローチが出来たらいい」。最高の結果で緊張の日々に終止符を打つ。(金額は推定)【中島宙恵】