<阪神大学野球秋季リーグ:甲南大7-2大阪電通大>◇第5節1回戦◇7日◇ほっともっとフィールド神戸
激しい残留争いは甲南大が大阪電通大との直接対決で先勝し、1部残留へあと1勝とした。
先制を許すなど、2度リードされても追いついた。同点の7回には1死一塁から堂本武蔵外野手(4年=須磨翔風)が左翼線へ適時二塁打を放ち勝ち越しに成功。さらに代打の正重(しょうじゅう)恒太内野手(1年=報徳学園)が左翼ポール際へ2ランを放り込んだ。公式戦1号に「何とかつなごうと思った。レフトフライかファウルかなと思ったんですけど、勢いでいってくれた」と笑みがこぼれた。184センチ、95キロとがっちりした体形からの力強いスイングで、1部残留を大きくたぐり寄せた。
正重は名門・報徳学園で4番を張った。甲南大進学後は、1年生ながら今春リーグ戦では4番に抜てき。今秋も期待されながら不調に陥った。ベンチを外れることが多かったが、2日前に谷口純司監督(60)から打撃指導を受けてきっかけをつかんだ。「まずはしっかり振ろうと決めた。ベンチに入っていない1年生も一緒に練習してくれて、モチベーションも上がった。チャンスがあったら見返そうと思った」と一振りで応えた。
谷口監督も「2日前に調子が上がったのでかけてみようと思った。代打が的中した。結果が出て、自信がついてくれたら」と親心も見せた。また、4年生バッテリーも絶賛。2番手井村が好投し、捕手堂本も好リード。「配球や試合の読みが的確。井村も中継ぎでよく投げてくれた。流れがグッときた。4年生バッテリーの勝利やと思います」と目尻を下げた。
甲南大は大阪電通大から残り1勝して今節で勝ち点を獲得すれば1部残留が決まる。正重は「2部に落ちるわけにはいかない。連勝で終わりたい」と誓った。2連勝で一気に残留を決める。