大体大の中野和彦監督が退任発表「感無量」94年から指揮、06年に日本一 教え子に上原浩治ら

大体大の中野和彦監督(2023年10月7日撮影)

<阪神大学野球秋季リーグ:関西国際大8-7大体大>◇第5節2回戦◇8日◇ほっともっとフィールド神戸

大体大の中野和彦監督(64)が23年度限りでの退任を発表した。この日に大体大の今秋リーグ戦が終了し、取材で退任を話した。今後はゼネラルマネジャー(GM)に就任し、監督の後任は松平一彦コーチ(46)が務める。

試合後に両チームから胴上げも行われた。「感無量です。双方から胴上げしてもらってありがたいことです」と思いを語った。約30年の監督生活を「楽しく長く野球をやらせてもらいました。毎年いろんな選手をかかえながら、勝てるかなと思いながら勝てないチームもあり、こんなチームやったら勝てんやろと思ったら日本一を取ったりもしましたし。そういう意味ではすごくおもしろかったです」と振り返った。

06年の大学選手権で日本一に輝いたことを一番の思い出に挙げて、「あまり強いチームじゃなかっただけに思い出に残っている。上原(浩治)をかかえてても勝てなかった。たまたま(村田)透が後ろにいた。選手権で延長で勝っていってだんだんチームが成長していくのを目の当たりに見られた。成長過程がめちゃくちゃ早いなと感じました」と思い返した。

中野監督は94年から母校の同大学監督を務め、リーグ優勝は春秋通算26度、00年春から03年秋の7季連続優勝は連盟記録だ。全日本大学選手権は14度出場し、明治神宮大会には5度出場。06年の全日本大学選手権では日本一に導いた。教え子には巨人やレッドソックスで活躍した上原浩治氏や中日の松葉貴大ら多くのプロ野球選手を輩出した。

この日は秋季リーグ最終節関西国際大戦で采配を振ったが、7-8で敗戦。大体大の秋季リーグが終了し、公式戦最後の指揮となった。

◆中野和彦(なかの・かずひこ)1958年(昭33)11月28日生まれ、大阪府出身。浪商(現大体大浪商)から大体大に進み、94年から同大学の監督に就任。リーグ戦は春秋通算26度制覇し、06年全日本大学選手権では優勝に導いた。教え子には巨人やレッドソックスで活躍した上原浩治氏や中日の松葉貴大ら。