阪神岡田彰布監督(65)が9日、CSファイナルへの調整機会を失わないために動いた。宮崎でのフェニックスリーグ巨人戦が雨天中止。「まさか雨が降るとは思わへんかったからなあ。ほんま」と嘆いたが、対戦する10日のヤクルト、11日の楽天に働きかけ、10回裏まで行う特別ルールで試合を行うことを取り付けた。「了解得た言うて10回やるとか。(フェニックスは)勝ち負けとか関係ないからな」。先攻で負け試合でも9回裏と10回の2イニング増。2試合で20イニングをきっちり確保した。
宮崎入りしているメンバーら1軍の中継ぎ10人の状態を見極め、8人に絞り込まなければならない。守護神岩崎、島本らは1試合の予定だが、シーズン終盤に不安を残した岩貞、加治屋、石井らは2試合投げさせ判断する。2試合でわずか1イニングずつの延長だが、18日開幕のCSファイナルステージへ向けてそのイニングは貴重なものとなる。
岡田監督は8月18日DeNA戦でもDeNA京田がベースを覆うように捕球したクロスプレーに対し5分間、退場スレスレの猛抗議。その後、ルールの運用が変更されたこともあった。今回も雨で1試合減るとすぐに善後策を出した。14、15日は1軍レギュラー陣とともに宮崎へ行くが指揮は執らずに、ネット裏から、投手陣を厳しい目でチェックする。日本シリーズ切符をつかむため、名将にぬかりはない。【石橋隆雄】
▽阪神島本(雨天中止のため宮崎での登板予定が2試合から1試合になり)「特に気持ちは変わらないですね。1試合しっかり投げて帰ります」