【とっておきメモ】オリックス曽谷龍平 白鴎大時代は自身で調整、負けず嫌いも表面に出し成長

オリックス対ソフトバンク プロ初勝利を挙げウイニングボールを手にポーズを取るオリックス曽谷(撮影・和賀正仁)

<とっておきメモ>

<オリックス4-1ソフトバンク>◇9日◇京セラドーム大阪

オリックスのドラフト1位、曽谷龍平投手(22)が“7度目の正直”でプロ初勝利を手にした。今季7度目の先発で6回1安打無失点2四球と好投。待望の白星となった。

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オリックス曽谷は白鴎大時代も、全ての経験を成長につなげてきた。コロナ禍で春季リーグ戦が中止となった大学2年時も立ち止まらなかった。「1日6食」で細身の体を約2カ月かけて強化。制球力の安定につながった。元監督の藤倉多祐(かずまさ)氏(65)は「これじゃいかんって感じたみたいです。その1、2カ月でいい方向に進んだと話していました」と振り返る。

その責任感で3年時には、リーグ開幕までの調整を一任された。4年生になると下級生の投手の調整までも任され、オープン戦の登板日はすべて曽谷が決定。調整力も養われた。阪神などでプレーした藤倉氏が「素直で負けず嫌い」と認める性格。4年時は下級生のエラーで招いたピンチで、マウンドに来た藤倉氏に「2者連続三振行きます」と宣言。内野ゴロで1点を失うと、ベンチで人目も気にせず大声でほえた。悔しさと向き合い、隠さない。勝利への強い気持ちが、プロでも初白星につながった。【磯綾乃】