楽天石井一久監督(50)の3年目は昨季に続く4位に終わった。3年契約最終年。自らの去就を問われると「分からないです」と話すにとどめた。監督人事は三木谷オーナーの専権事項。今後、同オーナーとの話し合いに入るとみられる。
1年目、2年目はGM兼任。編成、現場の両方を率いた。今季は監督に専念したが、シーズン最終戦で勝った方がCS出場というロッテとの大一番に敗れた。来季は監督を退任し、18~20年のように再びGM職に専念することも考えられる。今季はGM職を離れたことで、編成面での球団機能の低下を指摘する声があった。
2年ぶりのCS出場は逃したが、最大13あった借金を一時完済。10月1日には貯金1で2位にも立った。それでも勢いを持続できず、終わってみれば借金1の4位。石井監督は巻き返した事実は評価しつつ「今日、試合には負けたけど、みんな集中してやってくれたと思う。強いチームになっていくためには、その集中力を、どれだけ143試合、平均値を高く保てるか」と期待を込めて言った。
集中はしても、敗れた事実は受け止めている。6回3安打2失点と奮闘した則本を、打線が援護できなかった。3併殺など再三の好機をふいにした。一方で、小郷、村林らが台頭。タイトルホルダーも投打に3人を輩出。選手層は確実に厚くなった。試合後の最終戦セレモニー。指揮官は「この1戦の悔しさを胸に、また来年、選手、チームは一生懸命、悔しさを晴らすためにやっていきます」と誓った。