【28年ロス五輪】WBCとは違う!母国開催の超本気モード米国VS最強侍ジャパン実現へ

侍ジャパン井端監督(2023年10月11日撮影)

夏のガチンコ世界一決定戦だ-。国際オリンピック委員会(IOC)の総会が16日、インド・ムンバイで行われ、2028年ロサンゼルス五輪の追加競技として野球・ソフトボールの2大会ぶり採用が正式に決まった。大リーグのトップ選手の参加も見込まれており、日本も侍ジャパンで臨む。シーズン開幕前のWBCと異なり、7月の開催。コンディション面でも最強チーム編成が可能となる。

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ムンバイからの中継で野球・ソフトボールの五輪競技復活を見届け、全日本野球協会(BFJ)の山中正竹会長は拍手で喜んだ。世界野球ソフトボール連盟(WBSC)とともに、競技復活へ向け活動してきた。「今春のWBCで野球の素晴らしさを全世界に発信できたことも、少なからず貢献していると思う。2028年まで4年余り。まずはプロアマ一緒になって最高のチーム編成に着手し、予選を勝ち抜かなければなりません」。92年バルセロナ五輪で日本代表を率い銅メダル。五輪の厳しさを知っているだけに、早くも最強チーム結成を宣言した。

予選時期や本戦の参加国数など詳細はこれからだが、最大のライバルが米国となるのは間違いない。WBSCのフラッカリ会長は、米大リーグ側からトップ選手の参加を確約する文書を受け取ったことを明かしている。今春WBCで日本に敗れて準優勝に終わった野球の母国が、自国開催の五輪に超本気モードで臨むことは十分、考えられる。

開催時期も本気度に拍車をかけそうだ。シーズン開幕前の3月で調整に制約がかかるWBCと異なり、ロス五輪は7月開催。選手の状態や調子をチーム編成に反映できる。大リーグのトップ選手も参加となれば、エンゼルス大谷やメジャーに移籍しているであろう山本由伸らも呼べる。山中会長は「これからの話し合い」としながらも、「全ての最強メンバーで最強チームを」と重ねて強調した。

21年東京五輪以来の復活は、競技人口減少が叫ばれる日本の野球界に大きな意味を持つ。山中会長は「オリンピックは総合的な国際スポーツイベントとして最高のもの。(北京五輪の)08年の後、21年までオリンピックへの野球の不参加が(競技人口減少に)大きく影響していると思う」。最強ジャパンで東京に続く金メダルを-。野球隆盛の青写真を描く。【古川真弥】

▽侍ジャパン井端弘和監督 オリンピックに野球・ソフトボールが復活することは日本球界にとって非常に喜ばしいことです。東京五輪ではコーチとして貴重な経験をさせていただきましたし、選手達にとっても大きな目標となる大会です。侍ジャパンがまた金メダルをとれるように、まずは監督としてしっかり選手が活躍できるように目の前の大会に向けて準備していきたいです。

▽侍ジャパン前監督の栗山英樹氏 オリンピックというスポーツの祭典で、野球が復活することはうれしいことですし、野球人の悲願でした。それはソフトボールに携わる方々も同じ思いで、この日を迎えたはずです。また、野球型スポーツのすごさを伝えて欲しいですし、それを表現して欲しいです。改めてオリンピックに野球が戻ってくるということは本当に素晴らしいことです。

▽NPB榊原定征コミッショナー オリンピックは平和を希求する世界的祭典ですが、野球は間違いなくオリンピックの中核価値である「卓越性」「友情」「尊敬」を満たしている競技です。野球の魅力が世界中の人々にもっと広く認知され受け入れられることを心から願っております。