今季9勝を挙げた西武・隅田知一郎投手(24)が、大きく飛躍した要因の1つと認めるグラブの秘訣(ひけつ)を明かした。
2年目の大卒左腕は、この日もベルーナドームでの秋季練習に参加。
練習から引き揚げ、キャメル色のグラブを持った隅田が取材に対応した。今季は4つのグラブを作ってもらった。のち2つを試合で使用し、その中で1番ハマったのが今の型だったという。1年目のグラブよりも0・5ミリ大きくして、中の皮の材質も変えてからより手になじむようになった。
隅田の投球動作では右手で、グラブを包むようにして使う。小指が外側に向くのではなく、内側へ向く形がベストだときっぱり説明した。「取りやすさも大事ですけど、一番は投げる形で手にフィットすること。セットポジションから投げ終わりまで、ズレが出なかった」と今のグラブは文句の付けどころがないと絶賛。
1年目は1勝10敗と、試練のルーキーイヤーを過ごした。迎えた2年目。奪三振数は左腕でリーグトップの128をマークした。惜しくも規定投球回には届かなかったが、前年の81回2/3から131回と飛躍。安定的にローテーションを回り続けた。
今季の自己評価について聞かれると、しばらく考え込んだ隅田は「うーん…。69点。70点はやれないけど、もうちょっとで合格かなっていうところまではやれたので」と厳しめ。
ワンランク上に上がることを宣言した左腕は、来季に向けて「グラブはこのまま同じものを使います。フィジカルを強くしないといけない。体重の数字ってよりは『しっかりボールに伝わってるな』って感じられる体の強さをつくりたい」とグラブと同じように自分の感覚で、3年目は満点の活躍を目指す。【佐瀬百合子】