【ドラフト】鹿児島城西・明瀬諒介が日本ハム4位指名 タイの舟盛りに「生ものが苦手」と苦笑い

日本ハムから4位指名を受けた鹿児島城西・明瀬(撮影・佐藤究)

<プロ野球ドラフト会議>◇26日

鹿児島城西・明瀬(みょうせ)諒介内野手(3年)が日本ハムからドラフト4位指名を受けた。会見場のモニター越しからアナウンスを聞くと、緊張から解き放たれたような笑みを浮かべる。見守っていたチームメートとともに「バンザイポーズ」で場内は歓喜の声に包まれた。「4位指名を受けて、今までやってきたことが報われた気がします」。野球人生1度きりの瞬間をかみしめた。

プロで大成するために、生まれ育った大阪・堺市を離れ、鹿児島の地で磨いた。「地元を出て、県外で野球がしたかった」。南海、西武、阪神に在籍し通算1599安打を放った、佐々木誠前監督に教えを請うた。「打撃の細かい部分まで、一から手ほどきして教えていただいた」。元プロの教えを貪欲に吸収。高校通算49本塁打まで積み上げた。183センチ、87キロの屈強な体格で「九州の怪童」、「薩摩のロマン砲」の異名まで…。投げては最速152キロの二刀流も、北の大地では「野手に絞る」とバットで勝負する覚悟だ。

サプライズプレゼントが待っていた。指名を受けた数分後のこと。同校に在籍する調理科の生徒から鹿児島県産「タイの舟盛り」を手渡された。ただ、「実は刺し身とか、生ものが苦手で…」と苦笑いも、「すごいうれしかった。応援されているんだなと思って、おいしかったです」とすぐさま修正。日本ハムのユニホームを着ているイメージは湧いているか?の質問には、「湧いてません。これからです」と肝が据わっており、大物感すら漂わせた。

「1年目からレギュラーをつかみたい。将来はクリーンアップを打てる打者が理想。3冠王を取りたい」と大きな夢を抱き、プロの世界へ飛び込む。