<プロ野球ドラフト会議>◇26日
U18日本代表のエース、大阪桐蔭・前田悠伍投手(3年)がソフトバンクに1位指名された。外れ1位でパの3球団が競合した結果、小久保裕紀新監督(52)が交渉権を引き当てた。生まれて初めて足を踏み入れる九州、博多の地で、長寿と侍ジャパンのトップチーム入りを目標に掲げた。
「自分はいい選手といえば、長い間活躍できる選手だと思っているので。和田選手にいろんなことを聞いてみたいなと思います」
日米でプロ21年目の今なお進化を続け、先発ローテを支える42歳左腕に弟子入り宣言だ。和田を道しるべに、40歳を超えてもチームを支える存在を目指す。
小久保監督はこの日、高卒デビューの可能性を示唆した。前田は「うれしいですし、それに応えられるように体作りをしっかりやっていきたい」と応じた。西谷浩一監督(54)が「フィールディングなど教えなければいけないことを、すでに身につけていた。ドラフト1位で指名されるような選手に育てないといけないと思ってやってきた」と感じた能力を、1日も早くプロ野球ファンに披露する。
甲子園に3度出場し、昨春センバツでは2年生の主戦格として優勝に導いた。明治神宮大会もフル回転で連覇した。だが今年は試練も経験。春に左肘を肉離れし、高校最後の春夏は100%を出し切れない時間が続いた。大阪大会決勝で敗れ、夏の甲子園も逃した。
それでも9月のU18W杯では韓国、米国、決勝の台湾戦と勝負どころの3試合に先発して計1失点。圧倒的な投球で高校ジャパンを初の世界一に導いた。「もう1度日の丸を背負って戦う」。いずれはトップチームでもエースを狙う。この日色紙に書いた「NO・1左腕」の言葉通り、小久保ホークスでも大黒柱になる。【堀まどか】