その恵まれた体格はスラッガーの雰囲気が漂う。身長184センチ、体重103キロ。ソフトバンクから育成3位で指名された九州国際大付・佐倉侠史朗内野手(17)が2日、福岡・北九州市内の九州国際大で指名あいさつを受けた。
「大きいねぇ~ほんと楽しみやねぇ」。福山龍太郎アマスカウトチーフ(47)は、思わず佐倉の肩回りを触りながらうなずいた。高校時代の愛称は「ジャンボ」。花巻東・佐々木麟、広陵・真鍋、大阪桐蔭・前田とともに「高校四天王」と呼ばれた。通算31本塁打の長打力は最大の魅力。福山スカウトは「勝負強い印象がある。付属高校ではないけど、九州国際大学出身である(広島の)松山竜平選手のようになってほしい。3割15本、20本を打てて打点を稼げるバッター。ファーストだけではなくサードも守ってくれたら」と期待を寄せた。
かつてはホームベースからバックスクリーンまで約120メートルの北九州市民球場で場外アーチ。スカウト陣を一気にほれさせた。福山スカウトは「他球団に指名されると思いましたが、うちで指名できて本当に良かった。まずはファームの方で体づくりから大事に育てたいです」と感慨深そうに話した。
まずは支配下選手契約を勝ち取ることが直近の目標。佐倉は「チームを優勝に導けるような選手になりたい。目標は3割30本。柳田選手や近藤選手のような先輩たちに追いつき、追い越していきたいです」と話した。「九国のジャンボ」が育成からはい上がる。【只松憲】
◆佐倉侠史朗(さくら・きょうしろう)2005年(平17)11月3日生まれ、福岡県久留米市出身。小1の時に軟式「宮ノ陣フラワーズ」で野球を始め、宮ノ陣中では硬式「球道ベースボールクラブ」所属。九州国際大付では1年春からすでにベンチ入り。高校通算31本塁打。憧れはヤクルト村上宗隆。184センチ、103キロ。右投げ左打ち。