<関西地区大学野球選手権大会:関大-天理大>◇4日◇第1代表決定戦◇ほっともっとフィールド神戸
天理大(阪神)が関大(関西学生)を逆転で下し、8年ぶり2度目の神宮切符をつかんだ。リーグ6連覇中だが春、秋と連続で全国大会に出場するのは創部77年で初めて。経験豊富なチームが日本一を目指す。
来秋ドラフト候補の関大金丸夢斗投手(3年=神港橘)を打った。立役者は4番の近藤遼一内野手(4年=八戸学院光星)だ。0-1の4回1死から甘く入ったチェンジアップを完璧に捉えた。打った瞬間の同点ソロ。左中間スタンド中段まで放り込み、「打てない球は打てないと割り切って、打てる球を1発で仕留めようと思った。手応えは完璧だった。狙った球を1発でいけた」と会心の当たりだった。
さらに同点の5回には2死一、二塁から再び近藤に打席が回った。フルカウントからの7球目を中越えへ2点適時二塁打。2打席連続の打点で勝ち越しに成功した。好投手金丸は動画で研究したが、「打てるんかな? エグいな」と本音も。それでも2安打3打点で「自分の役割をできたので良かった」とチームに貢献した。
1年前のリベンジを果たした。昨年は第2代表決定戦で関大に0-1のサヨナラ負け。あと1歩で届かなかった舞台だった。一昨年もリーグ優勝しながら関西を勝ち抜けなかった。「去年も自分が打てていたら勝てていた。三度目の正直で、自分が打って勝てたので良かった」と笑みがはじけた。
藤原忠理監督(58)も「去年もその前も代表権を逃していたが、そのときの経験が生きた。落ち着いてやってくれた」と目尻を下げた。金丸対策に関しては「球種を絞りなさいと伝えていました。グッと集中してくれましたね」と狙い通りの攻撃だった。
明治神宮大会では関西5連盟の第1代表として出場する。近藤は「これまでの経験を生かせたら。関西ナンバーワンのチームに恥じない試合で、頂点を目指してやらないといけない」と日本一を目指す。前回出場した15年は初戦で敗退。今回は神宮初白星をかけて、今月17日に初戦を迎える。