関大が逆転負け、神宮切符逃す 今秋限りで勇退の早瀬万豊監督は最後の指揮も及ばず

関大の早瀬万豊監督(2023年11月4日撮影)

<関西地区大学野球選手権大会:大商大5-2関大>◇5日◇第2代表決定戦◇ほっともっとフィールド神戸

関大(関西学生)が大商大(関西6大学)に逆転負けを喫して、2年連続の明治神宮大会出場を逃した。今秋限りで勇退することを発表している同大学OBの早瀬万豊監督(65)は最後の指揮となった。

2回に佐藤慶志朗内野手(3年=愛工大名電)の適時打で先制したが、直後に同点ソロを浴びる。4回に勝ち越しを許すと、5回には失策なども絡み3点を追加された。7回からは今秋2度目のリーグMVPを獲得した金丸夢斗投手(3年=神港橘)が連投となるマウンドに上がった。指揮官も「金丸が雰囲気を変えてくれないかなというのもありましたし、金丸も自分で投げたいという強い思いもあった」と期待したが、打線の援護がなかった。

今大会はスーパーシードで挑み、2試合のうち1勝でもすれば神宮出場を決めていたが痛恨の連敗。14年1月の監督就任以来、5度出場した神宮の地でラストゲームを迎えることはできなかった。試合後に「神宮でまたみんなと野球がしたかったなというのが思いであった。それができなくて残念。何とか神宮に出て強いチームと戦って力を見せつけたいと思ってたんですけど…」と無念そうな表情だった。

早瀬監督は就任1年目の14年秋に39季ぶりのリーグ優勝。その後関西を勝ち抜いて42年ぶりの明治神宮大会出場へと導いた。監督在任中の10年間では7度のリーグ制覇と5度の神宮出場。19年明治神宮大会では森翔平(広島)や野口智哉(オリックス)らを擁して準優勝を飾った。

今後については未定だと言い、「ありがたいことに10年間大学野球を経験させてもらった。落ち着いてしっかり次のことは考えたい」と話した。