東洋大・井上監督「相手は、細野じゃないの?となるはず」エース細野晴希ベンチ外で心理戦制す

東洋大対駒大 スタンドで手を振る桐蔭横浜大・古謝(中央)と東洋大・細野(右)(撮影・浅見桂子)

<東都大学野球1、2部入れ替え戦:東洋大4-0駒大>◇第1日◇11日◇神宮

東洋大(1部6位)が駒大(2部1位)に先勝し、1部残留に王手をかけた。先発の岩崎峻典投手(3年=履正社)が8回まで無安打投球。9回先頭に右前打を打たれ、さらに3四球で降板も、8回2/3を投げ1安打無失点と好投。駒大を圧倒した。2連勝すれば1部残留が決まる12日の2回戦へ、井上大監督(50)は日本ハムドラフト1位の細野晴希投手(4年=東亜学園)の先発を予告。大一番をエースに託す。

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東洋大が心理戦を制した。大方の先発予想はエース細野もベンチから外し、駒大ベンチを揺さぶった。井上監督は「『相手は、細野じゃないの?』となるはず。心理戦で先手を取りたかった」と明かした。

指揮官の期待に先発の岩崎が応えた。初回からストライク先行で力のある真っすぐにカットボールなど変化球で緩急を使い低めに制球。9回には「ノーヒットノーランを意識してしまって」と先頭に右前打も「今日は投げていて楽しかったです」と笑顔を見せた。

先発を告げられたのはリーグ戦終了直後。「戦略的なこと。誰にも言わないように」という井上監督との約束を守り、家族にも教えたのは直前の9日。黙々と調整し、この日に備えた。

気持ちはすでにエースだ。「(この日の好投で細野に)プレッシャーを与えられたと思う。細野さんに負けてる気持ちはないので」と、12日先発予定の細野へ、ライバル心むき出し。「来年はチームを引っ張っていきたい」。次期エースが、力強くチームを引っ張る。