「オリの西川」誕生が秒読み段階に入った。オリックスが広島から国内フリーエージェント(FA)権を行使した西川龍馬外野手(28)に4年総額10億円以上の大型契約を用意することが15日、分かった。
この日、FA宣言選手が公示され、16日から交渉可能。最大限の熱意でアタックを仕掛ける。ライバルだったソフトバンクが撤退の方針で、唯一の懸念材料もクリアした。
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最大の誠意で口説き落とす。複数の球界関係者の話によると、オリックスは球界屈指の天才打者に対し、4年総額10億円を超える大型契約を用意していることが判明した。この日、FA宣言選手として公示され、交渉解禁となる16日にもコンタクトを取る見込み。打者としての成長を求めてパ・リーグ移籍を模索する西川と、早期合意の可能性がある。
ライバルの動向も追い風になる。この日までにオリックスとともに興味を示してきたソフトバンクが西川争奪戦から撤退する方向であることが判明。最大の競争相手が方針転換したことで、オリックスにとっての最大の障壁がクリア。西川獲得への形勢が一気に傾くことになりそうだ。
地の利もある。西川自身は大阪市出身。中学時代にプレーした大正リトルシニアはオリックスが本拠地を置く京セラドーム大阪のすぐ近くだ。8年間プレーした広島からの移籍という環境の変化は大きいが、地元・大阪でプレーすることは西川にとって1つの移籍理由になり得る。
正式にFA宣言選手が公示され、福良GMは「いろいろな可能性を含めて調査を継続し、今後検討していきたいと思っています」と慎重に言葉を選んだ。昨季は西武から森を獲得。リーグ3連覇の立役者になった。来季リーグ4連覇の使者として最大のターゲットに挙げる西川。オリックスのユニホームに袖を通す日は、近づいている。