【日本ハム】吉田輝星、電撃トレードに驚きも同じ秋田出身・中嶋監督のもとで大輪咲かす

トレードでのオリックス移籍が決まり札幌市内で取材対応する日本ハム吉田(撮影・永野高輔)

甲子園の星が電撃トレード-。日本ハム吉田輝星投手(22)とオリックス黒木優太投手(29)のトレードが24日、両球団から発表された。18年に金足農(秋田)のエースとして夏の甲子園で準優勝。同年ドラフト1位で日本ハムに入団し、昨季は自己最多51試合登板と中継ぎで結果を出したが、今季はわずか3試合にとどまっていた。リーグ3連覇を果たしたオリックスで心機一転、飛躍を図る。

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驚きの連絡だった。吉田はこの日、球団納会出席前にトレード成立を伝えられ「予想もつかなかったので、驚きました。初めての体験なので、実感がない」と複雑な心境を口にした。

昨季は51試合登板と台頭も、今年は3試合未勝利。21日に400万円減の年俸1600万円で契約更改したばかりだった。雪辱の24年へ踏み出した直後のトレード。万波、野村ら同世代も多く「同級生が10人ぐらいいて、みんなで頑張ろうと話している年だったので、個人的には悔しい感じになりました」とチームを離れる寂しさをにじませた。

オリックスの印象については「年が近い人たちもすごく活躍していて全体的にすごい球速が速いイメージ。どういう練習してるのかなっていうのを自分の目で確かめて、参考にしたい」と話した。

中嶋監督は、同じ秋田出身。「知り合いが多いわけじゃないんで、同じ県出身であいさつさせてもらってる監督さんの方がちょっとは気持ちが楽かなっていうのはあります」。気持ちを切り替え、新天地で大輪の花を咲かせる。【永野高輔】

◆日本ハムのドラフト1位入団選手がトレード 最近では昨年10月に渡辺諒内野手(13年1位)が、高浜祐仁とともに阪神の江越大賀、斎藤友貴哉と2対2のトレードになって以来。吉田は来季6年目だが、高校生のドラフト1位入団では実松一成、正田樹(ともに8年目に移籍)を上回り、球団史上最も早いトレードとなる。

◆吉田輝星(よしだ・こうせい)2001年(平13)1月12日生まれ、秋田県出身。小3から野球を始め、金足農では1年夏からベンチ入り。3年夏は、秋田大会から甲子園準決勝まで10試合連続完投勝ち。決勝では大阪桐蔭に敗れたが、金農旋風を巻き起こした。18年ドラフト1位で日本ハムに入団。19年6月12日広島戦で初登板勝利。今季は3試合に登板して0勝0敗、防御率9・00。175センチ、83キロ。右投げ右打ち。