吉田輝星の「笑顔」に会いたい 「大阪合ってる」の言葉信じてビジター登板エスコンのマウンド上で

18年8月、夏の甲子園期間の練習中に笑顔でVサインを送る金足農エース吉田輝星投手(撮影・鎌田直秀)

日本ハム吉田輝星投手(22)がオリックスにトレード移籍した。「大阪」「輝星」となれば、思い出す「笑顔」がある。

東北担当だった18年夏。金足農(秋田)エース時代を取材させていただいたが、今季はロッテ担当として久しぶりに「野球の現場」で再会した。ZOZOマリン三塁側カメラマン席。試合前のビジター取材エリア。私の姿を見つけると口元を緩めて駆け寄ってくれる。かけていたサングラスをしっかり外して礼儀正しく「チワッす」とあいさつ。でも笑顔はどことなく晴れていない。

「日本ハムのエースになれるように、日々修行の毎日です」

チームのエース、さらに侍ジャパン入りも夢見ている22歳だ。オリックスでも夢の継続-。5年前には「大阪、好きッス。結果出せばみんなが応援してくれますし、ダメなら高校生にでも厳しい言葉が飛んでくる場所。自分には大阪、合ってました」と言った。甲子園のスターには京セラドーム大阪でも期待が集まる。

食事に行く約束もしてあった。だが、千葉・鎌ケ谷ではなく、北海道・札幌の地で。活躍する舞台は1軍だからこそ。吉田のLINEアイコンもエスコンフィールドのマウンド写真だ。

記者が構えたカメラに向かってVサインするようなちょっとおちゃめな本来の笑顔に、また会いたい。ビジターとして登板するエスコンフィールドのマウンド上で。【元東北6県担当、前ロッテ担当=鎌田直秀】