【阪神】ドラ2椎葉剛、サインが「剛」の理由「ひと目で分かった方がいい」剛球操る虎の剛腕

鳴尾浜球場でキャッチボールする阪神椎葉(撮影・上山淳一)

目指すは圧倒的な“剛”腕! 阪神ドラフト2位の四国IL徳島・椎葉剛投手(21=ミキハウス)が12日、兵庫・西宮市の鳴尾浜球場で始動した。前日11日に育成1位の松原と入寮。他のルーキーよりもひと足先に独立リーグ出身の2人が初練習を行った。「プロになった実感ですか? 正直ないんですよね」とジャージー姿で笑顔。岡田監督の「とにかく焦ったらあかんよ」という指令を守るように、キャッチボールなど軽めの練習で約2時間、体を動かした。

この日は2023年の世相を1字で表す「今年の漢字」が「税」に決まった。椎葉にとっての1字を問われると「剛で」と即答。「剛=つよし」と読む自身の名前でもあり、最速159キロの剛球を誇る右腕にとっては代名詞ともいえる漢字。「今、思いついたので」と前置きした上で「剛腕になれるように頑張ります」と将来像を描く。

サインにも「剛」と書き込む。名前を崩して作るのが一般的とされるが、実にシンプルに、誰の目にも「剛」と読めるようにペンを走らせる。「サインは誰のものかひと目で分かった方がいい、というのは聞いたので。崩したのは考えられなかった」と徳島時代から採用。「椎葉と呼ばれるよりは、ツヨシかゴウって呼ばれる方がいい」と剛をアピールしていくつもりだ。

目標の守護神奪取のためにも食事改革に取り組む。ラーメンが好物だが「入寮したんで、こっからは食べれないです」と自らに禁止令を敷いた。選手寮「虎風荘」では苦手な野菜も克服に励む。「トマト、キュウリがライバルです。意識して食べたい」。現在の体重は95キロほどで、ここからは筋肉量を増やして体重を維持していくプランだ。質実剛健な21歳が、名前のごとく力強いプロ1年目を歩む。【中野椋】