プロ野球の快記録や珍記録を振り返る「データで見る23年」。第11回はオリックスの山本由伸投手です。
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山本が3年連続で勝利、防御率、勝率、奪三振の投手4冠を達成した。3年連続投手4冠は史上初だが、それぞれのタイトルを3年続けて取ることも難しい。連続最多勝は37年秋~40年スタルヒン(巨人)の5シーズンが最長で、3年以上は4人目。3年連続防御率1位は3人目のタイ記録となり、3年連続勝率1位は初めてだ。これで山本が獲得したタイトルは19年の防御率、20年の奪三振を加えて合計14個。投手4冠部門のタイトル数は16個の金田(巨人=勝利3、防御率3、奪三振10)に次ぎ、2位の稲尾(西鉄=勝利4、防御率5、勝率2、奪三振3)に並んだ。
山本は8月からすごみを増す。今季の8月以降は9試合に登板して7勝2敗の勝率7割7分8厘。過去2年のように勝率10割とはいかなかったものの、防御率は63回を投げ2自責点の0・29と、驚異的な数字を残した。勝率と防御率は3年とも8月以降にアップ。7月終了時には21年が勝率、22年は防御率、今季は奪三振がトップに立っておらず、8月以降に逆転しタイトルを独占した。
7月終了時の防御率は3年ともほぼ同じだが、8月以降に0・29を記録した今季は自身最高の1・21。2リーグ制後では11年田中(楽天)の1・272を抜いて歴代5位にランクイン。上位はシーズン当初から1点台前半を維持した投手が多い中、山本は8月以降に0点台を記録して食い込んできた。今季のパ・リーグは例年より投高打低だったが、それでもリーグ防御率は3・15。1リーグ時代を含め、リーグ防御率が3点台以上のシーズンでは、山本の1・21が歴代最高となった。【伊藤友一】