ソフトバンク和田毅投手(42)が26日、自主トレで「脳トレ」を導入すると明かした。脳科学と運動学を融合した「ライフキネティック」と呼ばれるプログラムで、チーム最年長は「脳みそにアプローチをしようと思っています」とまだまだ進化を続けるつもりだ。
具体的には両手に持ったボールを垂直に投げ、手をクロスさせてキャッチするなど。脳機能向上や視覚機能改善などが期待でき、和田は「平衡感覚やバランス感覚。神経系とか反射系とかそっち系ですね」と説明した。素早い状況判断、思い通りに体を動かす能力が鍛えられる。ライフキネティックの専門家によると「野球でも突発的なプレーがあった場合、最初に脳で判断して体を動かす。スポーツは全てそういう仕組みなので生きると思います」と太鼓判を押した。
今オフのイベントで現役最年長の43歳ヤクルト石川と一緒になった際、和田がライフキネティックの話題を出し、石川が「まねするわ。俺もそれやってみよ」と共鳴されたという。大ベテラン2人が、プロ野球選手としては異例のトレーニング方法に着手する。
この日の和田はペイペイドームで約3時間の自主トレを行った。来季の開幕ローテーション入りも内定しており「昨年と同じような感じだと思います」と調整ペースも良好のようだ。年末年始も福岡県内で練習予定。肉体強化と並行し、脳内強化にも励む。【只松憲】
◆ライフキネティック ドイツ発祥の脳科学、運動学などを融合したエクササイズ。ドイツではサッカーのブンデスリーガ、ドルトムントや一流スキー選手、プロゴルファーも活用。NPBでは通算349試合に登板した阪神江草仁貴2軍投手コーチ(43)も取り入れており、江草氏はアンバサダーも務めている。片手でボールを地面につきながらもう片方の手で別の動きをしたり、指示された動きと真逆のことをやるなどのトレーニング方法がある。