阪神ドラフト5位の石黒佑弥投手(22=JR西日本)が、出世部屋からプロ生活をスタートさせる。
7日に兵庫・西宮市の選手寮「虎風荘」に入寮。かつては井川慶、能見篤史、上本博紀、藤浪晋太郎らスターたちが使用していた部屋が割り当てられ「それに応えられるように出世したい」と力を込めた。
25年3月に尼崎市に2軍新施設が開場予定。伝統が継承されてきた出世部屋も、石黒で最後になる可能性が高い。先輩たちの名前を振られると「自分もそれぐらい名前を広められるような選手になりたい」ときっぱり。「とてもいい選手ばかりなので、自分もああいう選手みたいになりたいです」と思いをはせた。
JR西日本では広島のJR可部線・下祇園駅の駅員としても勤務していた最速152キロ右腕。上司から「(会社を)思い出すように持ってけ」と、同社が発行するICカード「ICOCA」のマスコットキャラクター「カモノハシのイコちゃん」のぬいぐるみを託され寮に入った。「いい結果を報告できるように頑張りたい」。原点をかみしめ飛躍を期す。【中野椋】