【阪神】岡田彰布監督「俺は去年よりも今年の方が勝ちたい」球団初のセ・リーグ連覇へ

沖縄の宿舎に到着し、歓迎を受ける阪神岡田監督(撮影・藤尾明華)

俺が一番勝ちたいんよ! 球団初のセ・リーグ連覇を目指す阪神岡田彰布監督(66)が1月31日に沖縄入り。1日のキャンプインを前に、恩納村の宿舎で行った1軍ミーティングで、ナインに約10分間の熱弁を振るった。「俺は去年よりも今年の方が勝ちたい」「絶対俺が今年は一番勝ってやろうと思ってる」。前回監督を務めた06年にリーグ連覇を逃した苦い思いも明かしながら、チームの心を1つにした。

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選手たちの顔を見て、岡田監督の言葉は自然と熱を帯びた。

「俺は去年よりも今年の方が勝ちたいよね。勝てるチームになったので余計に勝ちたいよね、はっきり言って」

「絶対俺が今年は一番勝ってやろうと思ってるね」

沖縄に到着し、恩納村の宿舎で行われた1軍ミーティング。約10分にわたる熱弁で、セ界初の連覇に掛ける思いをほとばしらせた。

苦い教訓も伝えた。前回監督を務めた06年。前年のリーグ優勝に続く連覇を目指したが、146試合制で84勝しながらも落合中日にわずかに及ばず2位。「精いっぱい頑張ったんだけど、周りから何にも言ってもらえなかった。やっぱり勝ってしまうと2位でもダメなんかなと。2位で終わったというのはもう何の意味もなかったね」。当時の無念は今も鮮明に覚えている。頂点に立たなければ意味がないことを身を持って知った。

5度も「勝つ」「勝ちたい」を連呼したのは自信の表れだ。「勝てないチームには思わない。そんな無理なことは言わないけど、勝てるというね」。18年ぶりリーグ優勝、38年ぶり日本一に輝いたチームには、まだまだ伸びしろを感じている。「去年のみんなの数字見てもそんなに良くないよね。個人の数字ももっと上を、目指せる選手がほとんどだと思う」。選手たちにさらなる高みを求めるのは信頼の証し。「今年はゆっくり、キャンプは見させてもらうと思う。みんなは、やっぱりできるというのは分かったんで」。日本一の自覚と自主性、秋からの成長を楽しみに、晴れの2月1日を迎える。

「伸びしろあるからな、若いのはな。だからまた楽しみは楽しみよ」。連覇から黄金時代の幕開けへ。「勝てる」と信じる選手たちに、最後まで熱く語りかけた。「強いタイガース、これからそういう時代が続くために、今年が本当に大事な年になるかもしれない」。球団初のセ界連覇で常勝軍団へ。「勝ち」にこだわる2年目がいよいよ始まる。【磯綾乃】

◆06年の阪神 05年に続く連覇を目指したが2位に終わった。井川、下柳、福原、安藤のローテーション投手は力を発揮したが、故障などでウィリアムス、藤川、久保田のJFKの3人がなかなかそろわず、前年147打点の今岡もバネ指に悩まされるなどチームは夏場に失速。8月の長期ロード中に首位中日に最大9差をつけられた。ここから反撃し、9月に9連勝するなど一時は2差まで迫ったが、最終的に中日に3・5差(84勝58敗4分け、勝率5割9分2厘)で及ばず。敵地ナゴヤドーム(現バンテリンドーム)での1勝10敗が響いた。

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