今秋ドラフトの西の目玉候補が、人生初の代表ユニホームに袖を通す。関大の最速153キロ左腕、金丸夢斗投手(3年=神港橘)は14日、侍ジャパン選出を聞き「将来的に日本を背負っていける選手になりたい。この経験を生かしてこれからも頑張りたい」とトップチームのエースを目指す心意気を示した。第2戦の3月7日(京セラドーム大阪)の先発が有力で、ドラフト1位候補の存在感が一際大きなものになってきた。
ヤクルト村上ら昨年WBCの世界一メンバーに加え、同学年のオリックス山下ら伸び盛りの若手も代表入り。「一緒に野球できると思ってもいなかった。それがかなうのがうれしい気持ちと楽しみな気持ちがあります」と大きな機会を得た。並み居る投手陣の中で先発に抜てきされる左腕は「左、右関係なく内角に投げられたり、変化球もしっかりと投げられるのが武器だと思っている。しっかりと出せるようにしたいと思います」と声を弾ませた。
伝説の剛腕、元阪急山口高志氏(73)の指導を受ける。関大でアドバイザリースタッフを務める山口氏は、高校からの大先輩で「本当によく練習する」と金丸の姿勢を評価。引退後はスカウトとしてもすご腕をふるった山口氏は、自身が現在その立場なら「やっぱり左投手のトップランクに挙げるやろうね」と認めた。
山口氏が関大在学中に打ち立てたリーグ記録の21連勝に、金丸は残り3に迫る。アマ球界を代表する無双の左腕が、大舞台でどれほどの成長を遂げるのか。侍ジャパンが、大きな才能を預かる。【堀まどか】